楽天証券のお得な使い方(クレカ・ネット銀行のおすすめセット)
投資をはじめるのに、NISA口座でクレカ積立して、ネット銀行と連携させるといいんだよね。今回は楽天証券のおすすめの組み合わせを教えて欲しいんだけど。
楽天証券のお得な使い方(クレジットカード・ネット銀行のおすすめセット)について解説するね。投資かっぱが投資をはじめてから6年間、楽天証券をサブ口座として使っているよ。特におすすめの証券会社だからよくチェックしてね。
楽天証券のお得な使い方(おすすめセット)
さっそくですが、楽天証券のお得な使い方(クレカ積立におすすめなクレジットカードと、入出金におすすめなネット銀行の組み合わせ【おすすめセット】)についてお伝えします。
先に結論ですが、楽天証券のおすすめセットは、以下のとおりです。
証券会社 | クレジットカード | ネット銀行 | |
楽天証券 | 楽天ゴールドカード (年会費2,200円) | 楽天カード (年会費無料) | 楽天銀行 |
ネット証券 口座開設数No.2 (1,100万口座) | ●月7万4千円の積立 できる方におすすめ (年会費実質無料) ●クレカ積立 ポイント還元率 0.75%※ | ●月7万4千円の積立 難しい方におすすめ ●クレカ積立 ポイント還元率 0.5%※ | ●円普通預金年率 最大0.10% (マネーブリッジ) ●買付余力に反映 |
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楽天証券のおすすめセットは、クレジットカードに楽天ゴールドカード、または楽天カードと、ネット銀行に楽天銀行を組み合わせた内容となります。
楽天証券とセットで使うのにおすすめなカード
NISAでクレカ積立するのにおすすめなカードは、「楽天ゴールドカード」、「楽天カード」です。以下、おすすめの理由や気になる点などについて解説していきます。
おすすめの理由3点
楽天ゴールドカード・楽天カードをおすすめする理由は、主に下記の3点です。
楽天証券のクレカ積立対象カード
楽天証券のクレカ積立には、下表に示す3つのクラスのカードが対象となっています。
項目 | 楽天プレミアムカード | 楽天ゴールドカード | 楽天カード |
年会費 | 11,000円 | 2,200円 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB・AMEX | ||
クレカ積立 ポイント還元率※ | 1% | 0.75% | 0.5% |
街でのお買い物 | 100円につき1ポイント ※一部ポイント還元対象外、還元率が異なる | ||
付帯機能 | R Edy:あり R POINT:あり | R Edy:選択可 R POINT:あり | |
ETCカード | 付帯可能(無料) | 付帯可能 (年会費550円) 会員ランクによる | |
家族カード | 付帯可能 | ||
保険 (一部利用条件等あり) | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険 |
その他の特徴 | 国内空港ラウンジ無料 プライオリティ・パス無料登録 | 国内空港ラウンジ無料 年2回まで | – |
※代行手数料年率0.4%(税込)未満
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クレカ積立で貯められるポイント(楽天ポイント)
いずれのカードも楽天ポイントを貯めることができるようになっています。投資かっぱは、クレカ積立で得たポイントを再投資することで複利効果を得たいと考えていますが、楽天証券では楽天ポイントを再投資することができるので、希望する条件に合っています。
クレカ積立のポイント還元率は投資信託の代行手数料(年率)によって異なってきますが、本ブログでおすすめする下表の投資信託については、すべて代行手数料が年率0.4%未満となっています。
上記の表で注釈に記載した銘柄については、投信保有ポイントを月下平均保有額に応じてもらうことができます。
楽天証券を活用する場合は、投信保有ポイントがもらえる銘柄に投資することでお得に投資をすることができますので、検討してみてください。
投信保有ポイントについては、以下の記事で解説していますので、よろしければご参照ください。(目次:投信保有ポイント)
クレカ積立のポイント還元率・年会費
このカードの中から、どのカードがポイントを貯めやすいかという観点で、おすすめのカードを選んでいます。下表に各カードの年間ポイント獲得額を示します。
項目 | 楽天プレミアムカード | 楽天ゴールド カード | 楽天カード | |
年会費 | 11,000円 | 2,200円 | 永年無料 | |
ポイント還元率 代行手数料年率0.4%(税込)未満 | 1% | 0.75% | 0.5% | |
年間ポイント 獲得額 | 月1万円積立 (年会費除き) | 1,200円 (-9,800円) | 900円 (-1,300円) | 600円 |
月2万5千円積立 (年会費除き) | 3,000円 (-8,000円) | 2,250円 (50円) | 1,500円 | |
月7万4千円積立 (年会費除き) | 8,880円 (-2,120円) | 6,660円 (4,460円) | 4,440円 | |
月9万2千円積立 (年会費除き) | 11,040円 (40円) | 8,280円 (6,080円) | 5,520円 |
単純に年間に獲得できるポイントは、年会費が高いほどポイントを獲得できますが、年会費を考慮すると状況が変わってきます。
楽天プレミアムカードでは、年会費を考慮すると、月9万2千円の積立をしないと、年会費のもとをとることができません。
一方、楽天ゴールドカードであれば、月2万5千円を積立できると、年会費のもとをとることができます。
さらに、月月7万4千円の積立ができれば、年会費を考慮しても、楽天カードと同等のポイントを獲得することができます。
つまり、楽天ゴールドカードでは、月7万4千円までは0.5%(ここで年会費を回収)、月7万4千円以上では0.75%のポイントを得られて、楽天カードよりお得に使えます。
以上の検討を踏まえ、年会費無料(実質無料)で使え、かつポイントの貯められる、楽天ゴールドカード、楽天カードをおすすめカードとしています。
月々の積立可能額に応じて年間ポイント獲得額が異なってきますので、それぞれのカードがおすすめな方は以下のようになると考えています。
クレカ積立の還元額
クレカ積立を行った場合に、どれくらいのポイントが年間でもらえるのか見ていきます。
楽天ゴールドカードのポイント還元率は0.75%、楽天カードのポイント還元率は0.5%ですので、この2つの還元率でどれくらいのポイント(金額相当)がもらえるのかについて、下表にまとめました。
年間でみると、月1万円積立で600円と900円分、月5万円積立で3,000円と4,500円分、月10万円積立で6,000円と9,000円分のポイントがもらえることになります。
あたりまえではありますが、積立金額が多いほど、また積立期間が長くなるほどポイントを多くもらえることがわかります。
収入アップ・節約などにより、投資資金をできるだけ確保し、長期・積立・分散投資を行っていきたいですね。
気になる点
楽天カードでのクレカ積立で気になる点は、主に下記の項目です。
クレカ積立の買付日は基本的に毎月1日となっており、選ぶことはできないので注意が必要です。
クレカ積立のポイント還元率についてですが、楽天カードのポイント還元率は、投資かっぱがおすすめしている、ネット証券4社のなかでは、比較的低めです。
下表に、投資かっぱがおすすめしている、各証券会社ごとの年会費無料(一部条件達成が必要)クレジットカードのクレカ積立ポイント還元率を示します。
証券会社 | カードの種類 | 年会費 | ポイント還元率 |
SBI証券 | 三井住友カード ゴールド(NL) | 年会費無料 ※1 | カード年間利用額 100万円以上:1.0% 10万円以上0.75% 10万円未満:0.0% |
三井住友カード(NL) | 永年無料 | カード年間利用額 10万円以上:0.5% 10万円未満:0.0% | |
楽天証券 | 楽天ゴールドカード | 年会費無料 (月2万5千円の積立) | 0.75% ※2 |
楽天カード | 永年無料 | 0.50% ※2 | |
マネックス証券 | マネックスカード | 年会費無料 (年1回以上の利用) | 1.1% 積立額により変動 ~5万円:1.1% ~7万円:0.6% ~10万円:0.2% |
auカブコム証券 | au PAYカード | 永年無料 | 1% |
※2:代行手数料年率0.4%(税込)未満
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年会費無料(一部条件達成必要)で使え、かつポイントを貯められるカードのなかで考えてみると、楽天証券以外では1%程度を獲得できますが、楽天証券は最大0.75%となっています。
(楽天プレミアムカードではクレカ積立でのポイント還元率は1%となりますが、年会費が実質無料となるだけで、ポイントが貯められないため、割愛しています。)
ただし、SBI証券ではカードを年間100万円以上利用できない場合は、三井住友カードゴールド(NL)の還元率が0.75%となり、かつ年間10万円以上の利用がないとポイントがつかなくなります(2024年11月買付分から)。
制限なくポイントが貯められる楽天カードは、カード年間利用額の少ない方にとってはお得なカードとなります。
あくまでクレカ積立のポイント還元率のみに着目した場合ですので、証券会社・クレジットカード・ネット銀行の総合力で判断したいところです。
楽天証券とセットで使うのにおすすめなネット銀行
楽天証券とセットで使いたいネット銀行は、楽天銀行です。以下、おすすめの理由や気になる点などについて解説していきます。
おすすめの理由3点
楽天銀行をおすすめする理由は、主に下記の3点です。
口座連携サービス(マネーブリッジ)
楽天証券は楽天銀行と口座連携(マネーブリッジ)することで各種サービスを受けることができます。
主なサービスは下記のサービスとなります。
1つ目は、「円普通預金金利優遇」です。
楽天銀行の円普通預金金利が通常年0.02%のところ、口座連携(マネーブリッジ)することで、最大年0.10%に金利が優遇されます。
ただし、金利の優遇には金額制限があり、300万円までが年0.1%、300万円を超えた分については年0.4%となっています。
メガバンクの円普通預金金利が年率0.02%程度ですので、最大5倍お得になります。
2つ目は、「自動入手金(スイープ)」サービスです。
楽天証券での対象商品の買付注文時に自動的に楽天証券へ入金することができ、買付に使用していない資金は、毎営業日22:00以降に自動で楽天銀行へ出金されるサービスとなっています。
手数料は入出金ともに無料となっています。証券口座に入金している現金には金利がつきませんが、自動的に出金してくれるので、優遇金利を受けることができます。
証券口座への入金や出金の手間が省けるので便利なサービスですね。
3つ目は、「取引ごとに楽天ポイントがたまる」です。
株式の手数料の金額や、投資信託の残高に応じてポイントを貯めることができます。
獲得ポイントの一例として、下記のポイントがあります。
- 株式:手数料100円ごとに1ポイント
- 投資信託:一定残高達成ごとに10~500ポイント
気になる点
楽天銀行の気になる点を挙げると、手数料無料回数(ATM・他行振込)が比較的少なめな事です。
下表に、その他の証券会社のおすすめネット銀行との比較表を示します。
楽天銀行の手数料無料回数の条件は、給与・賞与受取、口座残高が10万円と50万円の場合で確認しています。
項目 | 住信SBI銀行 | 楽天銀行 | auじぶん銀行 |
円普通預金 金利 | 最大0.03% (SBIハイブリッド) | 最大0.10% (マネーブリッジ) | 最大0.13% (auマネーコネクト) |
ATM 入金無料回数 | 合わせて5回 以降、110円/件 | 無料 (3万円以上) | 無料 |
ATM 出金無料回数 | 1回※1 (2回※2) 以降、最低220円/件 | 5回 以降、最低110円/件 | |
他行振込 無料回数 | 5回 以降、77円/件 | 3回 以降、145円/件 (給与・賞与受取) | 5回 以降、最低99円/件 |
無料回数 条件 | スマート認証 NEO利用 | ※1:残高10万円以上 (※2:残高50万円以上) | 給与受取 口座振替 |
楽天銀行は、ATM出金無料回数、他行振込回数(ハッピープログラムのステージにより回数は増減します)が他社に比べて少なめとなっています。一方、円普通預金は比較的高めとなっています。
こちらも手数料無料回数だけを見るのではなく、証券会社・クレジットカード・ネット銀行の総合力で判断したいところですね。
まとめ
本記事では、楽天証券のおすすめセットについて解説しました。
おすすめセットは下記のとおりです。
証券会社とクレジットカード、ネット銀行を組み合わせることでお得に投資をすることができます。
ポイントの還元率だけにとらわれず、総合的に判断したいところです。
ネット証券4社の比較は以下の記事でくわしく解説していますので、よろしければご参照ください。
楽天証券のおすすめセットは、楽天ゴールドカード(月7万4千円未満の積立額なら楽天カード)、楽天銀行の組み合わせだね。いきなり月7万4千円以上の積立をするのは難しそうだから、まずは楽天カードにしようかな。
そのとおり!カードも年会費無料(一部条件有り)で使えて、証券口座への入出金の手間がかからないからおすすめだよ。楽天証券で投資するならこのおすすめセットで投資をはじめてみてね。