投資を始めた頃に知っておきたかった事【3選】
投資を始めた頃に知ってれば良かったなって思う事ある?
初めからこれ知ってればなーという事はあるね。今回は特に感じたもの3つを紹介するね。
はじめから知っておきたかった事【3選】
投資かっぱは投資歴が6年目になりますが、「投資を始めた頃に知っておいたら良かったな」、「知ってはいたけど意識できてなかった」と思うことがあります。
代表的なものを挙げると、下記の3つになります。
これらの内容、どうしてそう思ったかについて以下お伝えします。
インデックス投資
インデックス投資とは
1つめは、インデックス投資です。
インデックスとは、指標、指数などの意味ですが、株式投資などでは、証券取引所や特定の銘柄群の値動きを表す指数(インデックス)のことです。
代表的なインデックスとしては、下記の項目が挙げられます。
これらのインデックスに連動するように運用することをインデックス投資といいます。
インデックス投資を行うためには、インデックスファンド(投資信託、ETFなど)を活用する方法があります。
一方で、インデックスファンドのリターン(利益)に勝つことを目指したアクティブファンドもあります。
アクティブファンドでは、運用のプロが銘柄、投資タイミング等を選んで運用を行っていますが、10年間の投資リターンの勝率は、インデックスファンドに対して10~30%とされる報告もあります。
投資のプロが銘柄などを選んで、インデックスファンドのリターンに勝とうとしても、その勝率は3割以下ですので、いかに投資が難しいか考えさせられます。
なぜインデックス投資を知っておきたかった?
インデックス投資を知っておきたかった理由は、主に下記に3つです。
1つ目は「誰でも平均点が取れる」です。
アクティブファンドのインデックス投資に対する勝率が3割以下とお伝えしましたが、インデックス投資に勝つことは難しいです。
一方、インデックス投資であれば、指数(インデックス)に連動してリターンが出せるため、誰がやっても平均点を取ることができます。
2つ目は「リスクを軽減しながら投資できる」です。
リスクを軽減しながら投資する方法として、「長期・積立・分散投資」があります。
主な効果は下記のとおりです。
投資信託を活用したインデックス投資であれば、自動買付設定をしてしまえば、毎月など決まったタイミングで積立投資をすることができ、長期で投資するのも苦になりません。
また、ひとつの銘柄で複数の株式に投資できるので分散投資もできます。
長期・積立・分散投資については、以下の記事でくわしく解説していますので、よければご参照ください。
3つ目は「投資が続けやすい」です。
インデックス投資では、上記でお伝えしたとおり、自動買付設定ができるので、一度設定してしまえば投資が自動的に続けられます。
自分で個別株を管理している場合は、決算ごとに業績を確認するなどして、そのまま投資を続けるか、あるいは別の銘柄に切り替えるのかといった確認をやり続ける必要があります。
どの株を買おうかと銘柄を選ぶのは楽しいのですが、業績を定期的にチェックしていく作業は、兼業投資家には時間の確保が難しいかもしれません。
その点、インデックス投資であれば、銘柄の入れ替えも自動で行ってくれるので楽ですね。
投資かっぱは、NISA口座を活用してクレカ積立(インデックス投資)をしてみることをおすすめしています。
おすすめの証券会社については、下記の記事でくわしく解説していますので、よろしければご参照ください。
投資理由・手法の明確化
投資理由・手法の明確化とは
2つ目の項目は投資理由・手法の明確化です。
まず、投資理由の明確化についてですが、
なぜその銘柄を買おうと思ったかを明確にしておくということです。
例えば、米国のインデックスに投資するのであれば、下記のような投資理由が考えられます。
上記のように理由を明確化しておき、運用中に条件を満足しているか確認していきます。
次に投資手法の明確化についてですが、
投資信託や株を購入する際に、長期でインデックス投資を行うのか、短期でスイングトレードを行うのかといった、手法を明確にしておくということです。
投資期間別の投資手法としては、一例として下記のものが挙げられます。
なぜ投資理由・手法の明確化を知っておきたかった?
投資理由・手法の明確化を知っておきたかった理由は、主に下記の点です。
1つ目は「意図しないタイミングで株を売ってしまう」です。
投資かっぱは、長期のインデックス投資分を売ってしまったことはないのですが、SNSなどでは、「NISA(つみたて投資)で損が出たから売ってしまった」などという話を聞きます。
つみたて投資は長期に渡って積立することでリターンを狙う投資手法ですし、株価が下げたところでたくさん購入することが重要(ドルコスト平均法)です。
投資理由・手法が明確になっていないと、長期のインデックス投資であっても途中で売ってしまったりすることがあるので注意が必要です。
2つ目は「短期投資を損切り出来ずに長期投資化してしまう」です。
短期投資を行っていて、株価が下がってしまったけど損切出来ず、損を確定するのが嫌で長期投資に切り替えるといった場合です。
株価が大きく下がってしまって売るに売れなくなった株の事を「塩漬け株」と言ったりします。
経験上、塩漬け株の株価の上昇を待つより、業績が良く株価の値動きが良いものに投資した方がリターンを得られることが多いと感じています。
塩漬け株を作らないよう、短期投資などでは損切を徹底することをおすすめします。
コア・サテライト戦略
コア・サテライト戦略とは
3つ目の項目はコア・サテライト戦略です。
コア・サテライト戦略とは、守りの投資と攻めの投資を組み合わせた投資戦略です。
コアは「核」、サテライトは「衛星」と訳すことができますが、コアが投資のメイン資産、サテライトがサブ資産となります。
図で表すと以下のようなイメージです。
コア、サテライトに該当する資産は以下のように分けられます。
コア部分には比較的リスクの低い資産を持ち、安定した資産形成を目指します。
サテライト部分では、比較的リスクの高い資産を持つことで、利益の上積みを目指します。
コアとサテライトの比率は、コアを8割程度、サテライトを2割程度でまずは運用してみるとよいでしょう。
なぜコア・サテライト戦略を知っておきたかった?
コア・サテライト戦略を知っておきたかった理由は、主に下記の点です。
1つ目は「アクティブ運用は難しい」です。
アクティブ運用は上記でお伝えしたとおり、投資のプロでもその勝率は低いです。
まだ投資を始めたばかりで、経験、知識が不足している状況ではなおさらです。
インデックス投資であれば、誰でも平均点を出せるので、インデックス投資をコア部分として投資を行うことで、安定的に資産を増やせることが期待できます。
一方で、せっかく投資をするなら大きなリターンを得たいと考えることもあるかと思います。
そんな時に、資産の2割程度をサテライト部分の投資とすることで、利益の上積みを狙うことができます。
2つ目は「損失を限定的にできる」です。
コア・サテライト戦略では、サテライト部分でリスクを取って投資を行いますが、サテライト部分の資産割合はコア部分に対して低いです。
仮に損失が出てしまっても、資産全体からみた影響は小さくてすみます。
例えば100万円の資産があるとして、高リスクの投資で30%減らしてしまうと、30万円の損失です。
これがサテライト部分の投資で資産全体の20%であれば、6万円の損失で済みます。
資産を大きく失うと思うと、リスクの高い投資は怖くてできませんが、投資割合を下げることでリスクをとった投資もやりやすくなると感じています。
まとめ
今回は、投資を始めた頃に知っておきたかった事【3選】についてお伝えしました。
3つの項目は下記のとおりです。
コア・サテライト戦略については、インデックス投資以外にも投資を行ってみたい場合に参考にして頂ければと思います。
まずはインデックス投資から始めてみようかな。ちゃんと勉強しておかないと途中で投資をやめちゃったりするんだね。
そうだね。まずはインデックス投資からはじめて見ると良いと思うよ。ちゃんと理解できてから投資を始めることが重要だと思うよ。
次のステップに進みたくなったら、コア・サテライト戦略を参考にしてみて。